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キーウの郊外や、ハルキウ、マリウポリ、スームィ、ヘルソン、チェルニーヒウ方面で戦闘行為が活発となり、地域住民との連絡が部分的または完全に失われました。占領者は、誤った情報を広めパニックを拡散するために、意図的にコミュニケーション手段から人々を遮断しています。危険度が高いことから再接続が困難であるため、親戚や友人は数日もしくは数週間沈黙している可能性があります。ボランティアの幅広いネットワークのおかげで、行方不明者をいくつかの方法で見つけることができます。

この資料はさまざまな情報源からの要約であり、その主なものは「戦闘行為、封鎖、またはロシアの占領中における2022年行方不明者捜索」というインストラクションとなっており絶えず更新されています。自ら捜索する場合またはチームの一員として捜索する場合の詳細な手順とツールについて説明します。

ここでは、捜索に役立つヒントをいくつか紹介します。

近親者

捜索を行うときは、落ち着いて一貫して行動してください。行方不明者に直接連絡できない場合は、まず親戚や友人に連絡してください。

地元のボランティア

失踪者がいた町村もしくは避難を計画している行先の町村のボランティアに連絡してください。捜索の目的に応じて、正確な住所に訪問するか、薬や食べ物を届けるか、避難するように依頼します。

地元のボランティアグループは、ソーシャルネットワーク上において集落の名前で検索できます。参考ですが、ウクライナのボランティアサービスは、ローカルチャットの全ネットワークを作成しました。

マリウポリとは、これらのボランティアの連絡先を通じて連絡を取ることができます。

ソーシャルネットワーク上のWebページと捜索チャンネル

「行方不明者の捜索(Пошук зниклих)」は、行方不明者に関する中心的なデータベースの1つとなったTelegramのチャンネルです。ここでは、捜索している人に関するアナウンスがすでに公開されているかどうか確認できます。ウクライナ語とロシア語の名前で検索が可能です。

あなたが捜索している人に関するアナウンスがすでにチャンネルで公開されている場合は、捜索依頼を出した人に連絡してください(アナウンスには捜索者の電話番号と名前が表示されます)

アナウンスがない場合は、専用のGoogleフォームから捜索依頼を送信してください。捜索対象の人に関する詳細と、あなたとその人との最後の接触についてできるだけ多くの詳細を提供してください。

このチャンネルでは、アナウンスに加えて、危険地帯からの避難者のリストを部分的に公開しています。このようなリストには、捜索中の人も含まれている場合があります。

「国際サイバーセキュリティ協会(Міжнародна асоціація кібербезпеки)」やその他の市民組織主導で設立された「親族を探して(Знайди рідних)」というボットは、ウクライナ内外の行方不明者を見つける一助となります。

行方不明者の捜索依頼をリヴィウの捜索救助ボランティア団体「SARVA」のウェブサイトに残したり、Facebookページの最新情報をフォローしたりすることもできます。

一部の地域には、捜索のためのTelegramチャンネルやチャットがあります。たとえば、あなたが捜索している人がハルキウに住んでいる場合は、ローカルのTelegramボット@Nadiia_Kharkiv_botを使用できます。

最近では、キーウ地方向けにTelegramボット「親族を探しています キーウ地方(Шукаю рідних Київська область)」が作成されました。

行方不明の子供を探す

激戦地から最初に連れ出されるのは女性と子供たちです。避難民が多く移動することと避難中におけるストレスの多い状況のために、未成年者はしばしば迷子になります。児童捜索サービスはウクライナ国内で迷子になった子供の捜索を支援しており、Missing Children Europeは海外での捜索を支援しています。

避難経路

行方不明者が最後にいた街や村からの公式の避難経路を確認してください。情報は、イリーナ・ヴェレシチュク副首相のFacebookページまたはTelegramチャンネルで毎日更新されています。

Telegramチャンネル「行方不明者の捜索 ウクライナ2022(Пошук зниклих Україна 2022)」も毎日避難について報告し、避難の詳細について地方自治体の発表を共有しています。

戦略的コミュニケーション・情報セキュリティセンターは、発表された緑の回廊に沿った避難経路を示しています。これは、避難ルートの出発点と到着点の間の中間点を追跡するのに役立ちます。

行方不明者とあなたの連絡先に関する情報を、中継地点の集落と避難者が激戦地から連れてこられる場所のソーシャルネットワークに残してください。連れてこられた人々のリストを含む避難報告は、このようなページによく掲載されます。それらを確認し、コメントに捜索依頼を残してください。

避難経路における考えられるすべての経由地などでの停車に対して注意を払い、地域のボランティアやすでに避難して発見された行方不明者と連絡を取り合ってください。避難経路におけるローカルな情報網に関するアドバイスから、あなたが捜索している人に関する具体的な証言まで、彼らは有用な情報を持っている可能性があります。

写真:Chris McGrath

公的機関

国家情報局は、ウクライナの戦争捕虜、犠牲者、行方不明者に関する情報を収集しています。局はすでに1648ホットラインで、海外からの電話は+38(044)287-81-65にて問い合わせを受け付けています。局のウェブサイトはまもなくリリースされます。

他の人たちと協力する

あなたの捜索したい場所と同じ場所に集中して捜索している人たちと一緒に集まりましょう。行方不明者が既にほかの場所に渡った可能性があるため、情報を共有しチームの捜索を支援しましょう(たとえば、手書きのハンドブックから避難者のリストを印刷して、電子データベースに記入する、など。)これにより、一度に複数の人が早く捜索できます。

行方不明者が見つかった場合

行方不明者が見つかり、すでに安全である場合は、依頼を行ったすべての捜索チャンネルに連絡してください。捜索が成功したことに対するあなたの経験と信念を、助けを必要としている他の捜索者と共有してください。

コンテンツ作成スタッフ

Ukraїner創設者:

ボフダン・ロフヴィネンコ

企画:

オレフ・ネポチャティク

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編集:

イェウヘーニヤ・サポジニコヴァ

写真編集,

カバー作者:

ユーリー・ステファニャク

コンテンツマネージャー:

カテリーナ・ユゼフィク

翻訳:

藤田勝利

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