ユーリー・ステファニャク

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「ウクライナに栄光あれ」だけではないウクライナのフレーズ

戦争

「ウクライナに栄光あれ」だけではないウクライナのフレーズ

ポーランドの「Za wolność naszą i waszą(あなたたちと私たちの自由に!)」、ベラルーシの「Жыве Беларусь! Жыве вечна!(ベラルーシ万歳!永遠に万歳!)」など、スローガンや非公式な標語は各国に存在しますが、いずれも国の主たる意思を端的に表現しています。ウクライナのスローガンで最も人気があるのは「Слава Україні — Героям слава(ウクライナに栄光あれ、英雄たちに栄光あれ)」で、ロシアによる侵略により特に流行しました。しかし、自由と独立を求めるウクライナの戦いを象徴する表現は他にもあります。数世紀前あるいは数十年前に生まれたスローガンかもしれませんが、これらのフレーズは全てウクライナ人の強さを示しています。私たちは自らメッセージを作り出し、それを全員で共有し、国中のあらゆる場所で耳にすることができているのです。

「別世界」 砲撃された車両の墓地を捉えた写真プロジェクト

フォトストーリー

「別世界」 砲撃された車両の墓地を捉えた写真プロジェクト

本格的な戦争が始まってから1年以上が経過し、ウクライナの人々は毎日のように歴史的な出来事を体験し目撃しています。私たち一人ひとりがそれを理解しようと努めていますが、数カ月あるいは1年経っても起こったことのすべてを理解することは困難です。しかし、答えを探すことで、私たちは自らの個性や忍耐を強め、最終的には価値観を形にすることができるのです。

模倣国のロシア

戦争

模倣国のロシア

「ロシアは反欧米だ」 というテーゼはメディア空間でよく耳にされています。確かに、この国は、独自の方法ではなく、他国への反発姿勢を通じて自分自身を伝える一方で、ロシアも所有しているかような民主主義と欧米の価値観で自分自身を覆い続けています。「ルースキー・ミル(ロシアの世界)」は、文明世界の価値観や思考をひねったり歪めたりしてしまう歪んだ鏡のようなものです。

占領下のブチャを写真で振り返る

フォトストーリー

占領下のブチャを写真で振り返る

ブチャ、イルピン、ホストメリ — このキーウ近郊の小さな3つの街の名前は、今や世界中が知るところとなっています。2022年2月24日に全面戦争を開始したロシア軍によって行われたウクライナ人の大量虐殺が初めて明るみに出たのが、まさにこれらの場所だったからです。 3月には、占領軍の最初の攻撃目標となった、キーウ州のポリッシャ地方の複数の集落をめぐる熾烈な戦いが続きました。ウクライナ軍は4月の初めにこれらの地域を解放しましたが、それまでの1か月あまりにわたるロシアによる占領期間は、現地住民にとって真の苦難と悲劇の時となりました。ほとんどの期間は通信手段もなく、避難の見通しも立たず、何よりも、容赦無く街を破壊し、一般市民を殺害する残忍な敵に直面させられていたのです。

Razom for Ukraine(ウクライナとともに) :私たちを守っている人の命を守る

戦争

Razom for Ukraine(ウクライナとともに) :私たちを守っている人の命を守る

Razom for Ukraineは、尊厳の革命においてアメリカのウクライナ人により設立された市民団体で、ほぼ9年間の活動で、アメリカ・カナダ・ポーランドそしてウクライナの活動家の国際的な協会となりました。全面的な侵略の前までにも、この団体は膨大な数のプロジェクトに取り組んでいました。ウクライナの脳神経外科医のスキルアップや、アメリカでウクライナが必要なものを提唱すること、希少疾患の子供の治療のための資金調達やロシア・ウクライナ戦争の退役軍人と軍人の家族のためのプロジェクトの実施等を行ってきました。

「壁に残された証拠」ウクライナでロシア軍は何を書き残したのか

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「壁に残された証拠」ウクライナでロシア軍は何を書き残したのか

破壊と悲しみに加え、ロシア占領軍は一時的に占領されたウクライナ領土の壁に数多く書き残しています。これらは、ロシアの侵略の残酷さと理不尽さを理解するまたとない機会となっています。   2022年4月以来、文化機関「ミジュヴハミ」のチームは、ウクライナ領内でロシア軍が書き残したものを収集しています。彼らはキーウ・ポリッシャ地方やスロボダ地方へ出張したり、オープンソースで資料を探したりしています。彼らの活動の成果は、「ルスーキー・ミール(ロシアの世界)」の真の意味を示すオープンアーカイブ「壁に残された証拠(Настінні докази / ナスティンニ・ドーカジ)」プロジェクトとなります(2023年3月に無償で利用可能になる予定。)このフォトストーリーは、「ミジュヴハミ」チームのメンバーであるロクソラーナ・マカルが説明するこれらの出張の1つに関するものです。